世界の米
米を主食とするアジア圏だけではなく、世界中で米は作られています。
みんな同じ米ではなく、ジュアポニカ・インディカ・ジャパニカと大きく三つに分けられます。
■イタリアの米
イタリアの米は日本とは違い細長くてどこの国の米よりも大きな形をしています。
日本のように炊いて食べるよりも、リゾットにして「煮て」食べるという表現の方が合っているでしょう。
■タイの米
タイ米は見たことのある人も多いでしょう。長細い形の米粒です。
外国の米の中では一番多く日本で使われていますが市場ではあまり売られていません。
なぜなら、お酒や味噌を作るときの原料として使われているからなのです。
■オーストラリアの米
オーストラリアの稲作の歴史はまだ短く、ほんの100年くらい前からです。
日本の米も多く作られていますが、その中でアメリカのローズという品種の栽培に成功し、
以来、色々な米が作られるようになりました。
■インドの米
インドで作られている米は、カレーに合うように細長い形をしています。
バースマティーという品種は香りの女王という意味でその品質の高さを誇っています。
米料理
主食としてのわが国での米料理は多岐に渡ります。お粥やお寿司、炊き込みご飯やお赤飯。
丼物にしたりカレーライスにしたり、オムライス、チャーハンなど色々な料理になりますね。
外国でもビビンバやピラフ、リゾット、パエリヤ、ジャンバラヤなどに料理して食べられています。
米の歴史
日本で稲作が始まった時代は恐らく縄文時代だと考えられています。
栽培されていたのは赤米とみられ、現在の福井県がはじまりだということです。
稲が伝わってきたのは中国から台湾へ、台湾から琉球列島を渡って朝鮮海峡に入ったと考えられています。
日本で稲作がはじまることにより、国が豊かになりました。
豊かになった日本は外国の様々なものを受け入れる余裕もあり、それが弥生文化へとつながっていたのです。
■米による争い
邪馬台国の卑弥呼の時代には日本の稲作の業界はほとんどできあがっていました。
米は日本の心と生活の支えとなり、それらを支配するものにもなっていきます。
米の収穫は一度に多くとれるので、米を所有する者は富と権力も手に入れていきました。
時代が進むにつれて米を大量に作れるようになると社会的に貧富の差が大きくなり、
その者たちの間で稲作を行う領土の奪い合いなどのいさかいが繰り返されていったのです。
■米の農地拡大
米によるいさかいが繰り返される中、稲作に向かない寒冷地でも米が育つようにと
東北地方の土地を手に入れるための征伐が繰り返され、米の品種改良も進められました。
こうして日本の中で農地を広げた稲作は、その土地にあった品種の米が栽培されるようになり、7
0種類もの品種が足利時代にはありました。
■百姓一揆
江戸時代には天候不順や災害により米が不作の年が多く、飢えで命を落とす者が後を絶たず、
農民の領主に対する反乱の百姓一揆があちこちで起こり、社会的な問題にもなりました。
■米騒動
米を主食としてきた日本人。米を生活の糧としてきた多くの日本人ですが、
1918年、大正7年に大戦成金が出る一方で物価も右肩上がりに上昇し、国民の暮らしは大変苦しくなりました。
国が仕入れた米を米商人らが売り惜しみなどをして米の値段が4倍にも跳ね上がり、
富山県の女性人が米屋に米の価格を下げるよう要求して詰め掛けて騒動になり、全国にも広まっていきました。
そして2ヶ月もの間、米商人などが襲われる俣ョが続き、国は鎮圧のために警察・軍隊を動因しました。
近年では1993年に冷夏の影響で米が不作となり、危機的な米不足となりました。
平成の米騒動とも呼ばれ、当時の総理大臣、細川総理が外国からの米の輸入を決めましたが
それでも日本米の人気は衰えず、米屋での売り惜しみもあり、日本米を求めて騒動がおきました。
日本人に受け入れられなかったタイ米が廃棄されるなどの問題も起き、社会的問題にもなりました。
米につく虫
米につく虫で代表的なものが2種類あります。
おいしい米だという証拠なのでしょうが、我々が口にするものなので
虫がつくのは気持ちがいいものではありませんね。
昔の家では虫をよけるために定期的に米を日光干ししていたものです。
■ノシメマダラメイガ
この虫は米の芽や糠に卵を産み付けます。黄白色のような色をした幼虫で芋虫のような体つきをしています。
食料はヌカで、しばらくするとさなぎになり、このときの糸が米同士をくっつけてしまいます。
そして羽化して蛾になるのです。
ノシメマダラメイガは夜行性で小麦粉などの穀物の粉の匂いに誘われて卵を産みます。
米を買ってきて、米びつにいれないでおくと虫がわくのはこのためです。
購入後はきっちり封をすることが大事です。そんな自分もこの虫に泣かされました。
米びつの蓋がきちんと閉まっていなかったのです。
蓋を開けたとたん、大量の蛾が目に入り、狂ったように殺虫剤を吹き付けてそのまま蓋をしてしまいました。
気持ちが悪くて二度と蓋を開けることができずに、もったいなかったのですが、
殺虫剤もかぶってしまっていることもあり、そのまま捨ててしまいました。
中で幼虫がうごめいていたと思うとぞっとします。
■穀象虫
鼻が象のように長いことからこの名前がついています。
米の中に産卵し、数日でかえった幼虫は米の中で育ちます。成
虫になるときは米の中から出てきます。そして米を食い漁ってまた産卵するのです。
お米を購入したらなるべく早く食べきってしまうか封をきっちり閉めて保管しましょう。
米の販売
米の販売は勝手にはできません。事前に農林水産大臣に開始届けを出さなければいけません。
昔は米専門で販売している米屋で購入したものですが、
最近ではスーパーでもコンビニエンスストアでも挙句の果てには米の自動販売機でも購入できる時代になりました。
主食として食べるものですからおいしい米を食べたいですね。
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